↑ アジアのパチ物じゃないよ。
ファミコン互換機「ファミコンアダプター」だ。
NEWファミコンの原型なのかもしれないね。
前面にコントローラを差し込む穴があるし。 | |
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ファミコンアダプターというのは、当時考えられていたスーファミの周辺機器のことである。
スーパーファミコンの発売をもくろんでいた任天堂は、当時スーファミとファミコンとの互換性を考えていた。
それでひねりだしたのが、この左上の写真「ファミコンアダプター」だった。
これをスーファミにつなげば、ファミコンのカセットも遊べるという周辺機器だったのだ。
しかしこれはビデオ出力になった以外はなんら機能的な変更はなかったため、
今思えばNEWファミコンの原形だったとも言えなくもない。
コントローラは同じものを使用するため、任天堂はこれを「間接互換」といっていたそうだ。
そして左下の写真は開発段階のスーパーファミコンである。
最大の特徴はヴィジュアル機能とサウンド機能が強化されたことにある。
まずビジュアル面でファミコンと比較すると、16色から256色表示が可能になり、
画面を回転したり、拡大できるようになったのだ。
さらにはフェードイン、フェードアウト機能、モザイク機能、ウィンドウ機能
(例えばドラクエのコマンド画面など、画面の中にもう1つ画面があったりする機能で、
今まではプログラム上で工夫してやっていたことが、スーファミ本体の機能として簡単にできるようになった)
部分スクロール機能 (画面の一部のスクロールを本体の機能として可能になった。
これによってプログラム上の制約無しに、ウィンドウ画面にグラフィックをはめこみ、
部分スクロールさせることで、車のバックミラーなど、表現できるようになった)
などさまざまな機能が追加された。
しかしサウンド面でも負けちゃいない。
サンプラー音源 (音源は8音同時に発声でき、自然の音は人の声などもリアルに再現できる。
人間の声を入れたい時、今まではカセットに音声チップと入れていたが、本体の機能で可能になった)
音の加工 (エコーなどの効果はもちろんのこと、音の音質を変えたり、特定の波形をとりだして、加工できたりする)
ステレオ (単に左右の音の大きさの関係で効果を出すのではなく、プログラム上で音の位置を決め、
ステレオ効果をだせるようになった)などなど格段にパワーアップしたのだ。
って別にここでスーファミのことをくどくど解説しても仕方ないね。なんたってここはファミコン専門サイトだから!
とは言うものの、もう何も書くことはありません。
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