シリーズもの

ファミリートレーナー
バンダイ/1986

「マットコントローラー」って
いう商品名になってる箱も
ある。っていうかボロいの
にも限度があるよね(笑


一本足りません
さて何でしょう〜
 ファリーミトレーナーっていうのはファミコンにマットをつなげて、その上で歩いたりジャンプしたりしたら 画面の主人公も同じ動きをするというヴァーチャルな周辺機器で、一昔前に流行った ダンスダンスレボリューションの元祖みたいなものだと思ってくれれば良い。
 当時クラスで3人はこれを持っていたが、とにかくこれやると落ちるんだ。 なにが落ちるって受験ではない。タンスの上のダンボールとか人形やら壷やらなんやらで、 母親から禁止令が下された小学生が続出したとか。 (そりゃあ、やりすぎたら受験だって落ちるかもよ)
 だから僕のお勧めは野外プレイだ。どうせならキャンプに持って行って、大自然に囲まれながらやると良い。 草原の真ん中、砂漠の真ん中、南極の真ん中、最高じゃないか。 毎日そうやって過ごせたなら、なんて理想的なファミコンライフだろうか。 なに、外に出てまでファミコンでジョギングとかするなよってか・・・ごもっとも!
 ちなみに対応ソフトは、「アスレチックワールド」「ジョギングコース」「エアロビスタジオ」 「風雲!たけし城」「風雲!たけし城2」「迷路大作戦」「ファミトレ大運動会」 「来来!キョンシーズ」「マンハッタンポリス」「ランニングスタジアム」の10本である。

データック
バンダイ/1993

 バンダイ様は意欲的に色んな周辺機器を出してくださる。 当時といってももうすでにスーパーファミコンが出回っていたかなりのファミコン後期になるが、 そんなときに流行っていたのがバーコードである。それでも七三分けをし続ける親父の寂しい頭ではない。
 バーコードバトラーっていう玩具が流行っていたのだ。色んな商品についているバーコードを専用のカードに 貼り付けて読み込ませると、攻撃力とか守備力とか簡単な戦闘能力のステータスが自動的に出てきて、闘う、みたいな内容だった。 意外なバーコードが強かったり弱かったりするものだから、なかにはお菓子を買ってバーコードだけを切り取り、 あとは捨てちゃうみたいな奴もいたとかいないとか・・・(それはビックリマンチョコだろ!)
 データックはそのファミコン版ともいうべきものだ。細かい内容は省略させてもらう。 ちなみにデータックで遊ぶには専用のROMが必要で「ドラゴンボールZ」「ウルトラマン倶楽部」 「SDガンダム」「クレヨンしんちゃん」「幽遊白書」「バトルラッシュ」 「Jリーグ・スーパートッププレイヤーズ」の7種類があり、いずれも普通のROMカセットよりは 希少性は高いが、そのなかでも 「幽遊白書」「バトルラッシュ」 はダントツにレアでそうとうなプレミアがついている。
 ちなみにドラゴンボールのみ単品ではなく、データック本体に付属する形で販売されていた。 本体自体はそんなにレアではなく、今(2007年)でも新品が出てきたりする。

カラオケスタジオ
バンダイ/1987

いちおう新品で買った


本体にマイクホルダーが
ついてるけど下手に使おう
とすると本体が刺激されて
止まってしまうぞ!


こちらはカラオケスタジオ
専用カートリッジの第1弾。
ちなみに第2弾もあるが、
そちらのほうがレアで、
やばい値段で取引されて
いるから気をつけろ!
 忘れもしない。僕は名古屋のはずれに住んでるんだけど、大学生のときファミコンツアーだとか言ってよく、 行き先も告げずに友達をつれて(ほとんど拉致状態)当ての無いドライブをしたものだ。 当然お目当ては道中に点在するファミコンショップであり、そこに眠るお宝グッツたちなのだが、 こいつを見つけたのは静岡県は磐田市のとある古い玩具屋だった。
 まあ昔話はこれくらいにして、さっそく検証に入ろうか。 まず目を引くのはマイクである。なぜならそのマイクにはA・Bボタンがついてるのだ。 なんとキュートなやつだろうか。A・Bボタンしか使わないゲームがあったら歌いながらファミコンができるかもしれない と思うと夜も眠れんわ!アホか!(なぜキレる・・・)
 内容の話をする。レッスン編、のどじまん編、スター誕生編、イントロあて編と4つのモードがあるようだ。 童謡が多いがアニメソング、ポップス、演歌などが全部で15曲が入っていて、 新しい曲を追加できる専用カセットも2つ出ている。
 さきほど紹介したファミリートレーナーもそうだけど、カラオケセットも時代の先を行っていたと思う。 そのうちwiiとかで通信機能を使って最新のヒット曲を歌えるカラオケソフトが出てもおかしくない。

ハイパーショット (コナミ)
コナミ/1984


プレイヤーが殿様になって
いる限定版ROM(右下)
実はわりと数が多い・・・



オロチの世界記録
100m7秒97
幅跳び11m87
ハードル10秒51
槍投げ126m46
 赤いボタンが2個。RUNボタンとJUMPボタンだ。 RUNボタンはひたすらこすりまくる。そしてJUMPボタンはひたすらタイミングを合わせまくるのだ。 とんでもなく単純でうんざりするほど面白い。これはそんなシリーズである。 (こすったほうが連打するよりぜんぜん速いのだ)
 「ハイパー・オリンピック」は100M走、幅跳び、100Mハードル、槍投げの4種。 「ハイパースポーツ」はクレー射撃、3段飛び、アーチェリー、高飛びの4種だ。
 RUNボタンのこすり方は人によって様々である。僕のまわりでは人差し指と中指の二本を使うやつが多かったが、 指と指のあいだは出来るだけ離したほうが良いので中指を立て、 あえて人差し指と薬指を使うやつもいた。 (これをアトランティス打法と呼んでいたが、由来はよくわかってない)
 私オロチは人差し指、中指、薬指の三本使いである。指を多く使えばそれだけ1こすりでボタンに当たる回数も多いからである。 (その分こすりの速度が遅く見えるためスローハンドと呼ばれた)でも中にはその3本に小指を入れて4本使いなんて奴もいたぞ。 (でもそいつは下手だった)とにかくみんな独自の型を持っていたのだ。
 しかし「こすり」だけでは半人前だ。ハイパーショットの場合JUMPボタンのタイミングも重要なのだから。 しかもジャンプするタイミングはもちろんのこと、押す長さも考えなければならない。 いや考えてる奴はまだまだだった。僕たちはそのタイミングを体で憶えていたんだから・・・
 たとえば僕たちはファミコンで主人公が動ける最小単位のことを1マリオと呼んでいた。 (ファミコン界のプランク長さともいう)幅跳びの場合、踏み切り板の一番奥で踏み切ればジャストマリオだ。 (ここらへんの用語については「誰も使わないファミコン用語」を参照してね。 さらに角度が45度なら言うことない。これで速度が1500以上だったら11m以上は絶対に行くのである。 だがまったく同じ角度と速度でも踏み切りが1マリオ違っただけで記録が1mくらい変わってきてしまう。 それがこのゲームの奥の深さである。
 またこのゲームの魅力は、隠れキャラが多い所にもある。100走で1・2Pが同タイムだったときや、 幅跳びで記録がゾロ目だったとき、槍投げで画面より上に思いっきり投げたときなどもそうだし、 クレー射撃でパーフェクトを取った時現れるUFOを左の的で撃ったり、アーチェリーで最後から2本目の(一番最後の時もある?) 矢を真ん中の命中させたりすると、隠れキャラが出てくるのだ。
 まあでも我々のようなエキスパートになってくると、もはや普通にはプレイしない。 あえて連打しばり(こすり禁止)をしたり、コントローラを逆に持ってやったりは当たり前。 RUNとJUMPをそれぞれ違う人がやるタッグマッチや、足の指連打もやった。 しかし一番やって後悔したのは耳を使ってのこすりバトルである。 そのときは夢中だったが、終わったら耳の皮がべろべろにむけてしまったのだ(アホだ・・・)

←戻る

ザ☆周辺機器ズ

進む→