
↑ このふとっちょなカセットの 裏に子ガメカセットを入れる 差込口があるんだなあ〜
← 実物はかなり小さいぞ!
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ファミコン用ダブルカセットシステムという宣伝文句で衝撃的なデビューを飾ったサンソフトの野球ゲーム
「なんてったって!!ベースボール」を紹介しよう。
同システムは通称親ガメと呼ばれる本体ROM(上写真)に子ガメとよばれる専用ROM(下写真)を装着して、
好きな選手のデータをとっかえひっかえできるというものだった。
よく考えてみればファミコンの野球ゲームはファミスタを筆頭に、新しい続編が出たと言っても
せいぜい選手の名前が変るくらいで、操作性やゲーム性が大きく変更することがないという印象がある。
ならデータ変えるだけでいいじゃん!という発想で、このシステムが誕生したんだと思う。
しかし結局、生き残ったのは毎年、普通に出していた「ファミスタ」であったことはことは自明の事実である。
しかし実は「ファミスタ」は細かい所で微妙に試行錯誤をくりかえし、ほんとうに微妙な変更を重ねていたのである。
全シリーズを通ししてやればそれがわかる。
ようするにファミコン版ウサギとカメのお話は「子ガメ、親ガメ」と言っておきながら
ウサギのようなことをやろうとした「なんてったって!!プロ野球」が、
結局はカメの「ファミスタ」に負けたという皮肉な結末で終わったのでした。
めでたしめでたし。(何がめでたいんだか・・・)
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