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通信もの

通信アダプタ
任天堂?
 ↑ 箱は白地にグレー、ライトグリーンがアクセント
 その昔、ファミコン通信(同名雑誌とは無関係)と呼ばれるネットワークシステムが存在した。 まあ今で言えばインターネットみたいなものだ。 そのサービスの代表格がファミコントレードと呼ばれる株取引である。 なんとファミコンを電話線でつないで、株取引ができちゃったのだ。
 さて、ファミコン通信は大きく分けて2種類あった。マイクロコア方式と、野村任天堂方式だ。 前者のマイクロコア方式に関しては後述するとして、今回ご紹介するこのマシーンは野村任天堂方式と呼ばれるものである。
 これに対応しているサービスは 野村證券、和光証券、岡三證券、新日本証券、コスモ証券、日本勧業確角丸証券があった。  将来的には電車の切符や馬券が買えたり、 将棋や囲碁など通信対戦ができるというビジョンがあった。
 ちなみに野村証券は1988年夏頃、こいつを19800円で一般向けに売り出し始めており、 あのコナミが、何らかの形で参戦したとの情報もあるが、詳細は不明である。
 まさに今では常識となったゲーム機による通信サービスの先駆け的存在だったこの通信アダプタ。 さらに詳しく解説していこう。
通信アダプタの接続方法
 接続方法は3種類(モジュラー方式、直結配線方式、3ピン方式)あって、 直結配線方式にはプレート式と、ローゼット式の2種類あった。
 いずれも工事が必要で、しかもタイプによって工事の仕方が変わった。
ホームバンキングについて
 ファミコントレードは株取引のことだったが、ホームバンキングとは銀行取引のことである。 ファミコンを銀行の窓口にしちゃおうというサービスだ。要するに今で言うネットバンクである。 ホームバンキングシステム自体は、1981年の8月にサービスを開始した「銀行ANSERシステム」というものが存在したので、 それをファミコンに対応させたわけだ。
 しかもそれなりにパワーアップしていて、今までできなかった振込や振替も可能になったという。 というのも、そもそもファミコンホームバンキングは、NTTデータ通信が所有している 「DDXバケット網」というネットワークを使用しておりそれはパスワードシステムや、 回線を使用した者の電話番号をセンターに通知するなどセキュリティ面で優れていたらしいのだ。
 あくまで予定だった話なので詳細は不明であるが、 ファミコンホームバンキングがサービスを開始したのは1989年の秋。 最初は第一勧業、住友、富士など、都市銀行が参入すると見られていたという。
ホームバンキングの始め方
 値段的な話も含めて進めると、まず何と言ってもファミコン本体が15000円。 そしてこの通信アダプタセットが19800円、通信カートリッジが5000円で計39800円だ。 しかしながらファミコン本体意外は玩具屋では売っておらず、 任天堂に直接殴り込むか、申し込みハガキを送り付けるかしなければならなかった。 なおハガキの場合は2週間くらいかかったという。
 通信カートリッジ(ICカード)については、銀行で自分専用のものを作らなければならなかった。 このカードは3000円〜5000円で、任天堂を始め各メーカーが製造する予定だった。
 接続料は3分間で30円だった。なおこのサービスはファミコンのみならず、PCエンジンや、MSXパソコン、IC電話機などでも ICカードが製造、販売されれば利用できるようになったらしい。
 そして1989年10月16日にはNTTの電話回線が使えるようになったので、手続きだ何やらで、 実際に利用できるのは11月くらいだというところまで迫った。
ホームバンキングの進め方
 さて、一通りそろえましたら、今度は電話関係を工事しなければなりません。 対象になる電話の方式は上に示したとおりです。いよいよ接続する際には、 利用者情報(暗証番号、パスワード、口座番号等)が入った専用の通信カートリッジを差し込んで頂きます。 あとは、自由に遊んで下さい。 なお、ファミコンと通信アダプタセットで29870円(税込み)というお得なセットも存在したらしい。
 ↑ これが本体
上のふたを開けると通信カード挿入口になっている。 重量感があって未来的で、なかなかかっこいいと思わないか?
 ↑ 通信アダプタの説明書と、新日本証券の説明書たち
 ↑ 通信カードたち
 さて、なんだか小難しくて今の世の中ではまったく役に立たないような、この通信アダプタだが、 だったらコントローラに注目してほしい。
 ボタンがたくさんついた、けっこう巨大な謎の付属コントローラであるが、意外や意外。 普通のソフトでも使用できる。よくみると「前ページボタン」が「セレクトボタン」、 「次ページボタン」が「スタートボタン」。「目次ボタン」が「B」で「実行ボタン」が「A」に対応していることがわかる。
 してがって、このコントローラでスーパーマリオをやっていたら「Bダッシュ」は「目次ダッシュ」 という意味のわからない名前になってしまうのだ。他のゲームでも「実行連射」とか「前ページ・次ページ同時押し」とか、 訳のわからないことになるので面白いぞ。
 最後にこの通信アダプタの現在の市場状況であるが、 最も、持ってて意味が無いファミコン周辺機器である上、けっこう数もあるみたいで、 いまいちコレクター連中からも人気がない。完品でも二束三文なのが現状だ。
TV-NET(ピスト)
マイクロコア

小さくて白いボディ
前のやつと違って
非常にシンプルなやつだ


当時うたれていた
広告チラシ
クリックしてさらに
拡大してご覧下さい
 さて、こちらはさきほど大きく分けて2種類あると説明したもう片方のマイクロコア方式による通信アダプタである。
 こいつに関しては当時うたれていた広告チラシをUPしといたので、そちらをご覧いただきたい。
 R-NETは当時、導入するのに50万円ほどしたという高級システムで、 もともとファミコン用ではなく、東芝のラップトップパソコン、J-3100シリーズをホストとするBBSサービスだった。 それをファミコンに対応させたものなのだ。だから個人向けではなく大学や企業が対象だったという。
 それに対応しているサービスは山一証券、大和證券、日興證券、ユニバーサル証券の4つで、 ファミコントレードの他に関東自転車協会がデモとして流している競輪情報、京都のリブネット、ときめき通信などがあった。 アダプタの別売りも開始されていた。
 こちらは微妙に違う2つの専用コントローラの写真である。それぞれピスト、TV-NETとある。 どういうことかというと、おそらく目的によって、機種が微妙に違ったのであろう。ピストのほうは 「投票」ボタンがあるのでお察しの通り、競輪か何かのネットワーク用のものである。
 オークションではたまに見かけるがTV-NETよりピストのほうが数が少ないようだ。

データシップ1200
任天堂
↑ 無機質なデザイン


こちらが背面部
ファミコンでは見慣れない
コネクタばかりだ・・・
 なんでしょうか。ハッキリ言ってこいつに関しては正直良くわからないが、うしろのコネクタ類の形状 (右下写真)からして、ファミコン周辺機器ではないのかもしれない。確実にいえることは、 ファミコンに接続するような見慣れた拡張コネクタのソケットらしきものは見当たらないうことだけである。 もしファミコンに接続するものではないとしたら、周辺機器でも何でもないということになるね。先に謝っておこう。ごめりんこ。
 でもこれは予想だが、ファミコンネットワークシステムと書いてあるので、ファミコンとぜんぜん関係ないという わけではないだろう。だから、これはファミコン通信専用のハードなのではないかと思う。 つまりファミコンネットワークをファミコン本体以外で利用するための機械なのだ。あくまで予想なんだけどね。
 ちなみにこれ、まったく出まわらないので、市場価値は不明である。

通信カード各種

 ↑ 
 まあ何というか、やっぱり裸だと寂しいね
 箱説があるなら欲しい・・・
 これはファミコンネットワークのサービスを受けるために必要とされたカード各種である。これらの取得方法などは前述の通りだ。
 では1枚1枚、説明していこう。左からファミコントレード、ファミコンホームトレードとあるのは株取引に必要なカードだ。 真ん中のドラえもんのやつがホームバンキング専用のカードだ。ファミコンにはドラえもんのソフトが2本あるが、まさか それ以外にも使用されていたとはね。
 そして右上のカードが、おそらく競馬のオンライン投票専用カードであろう。 最後に右下のカードが、さきほど紹介したデータシップ1200専用のカードである。 いずれもたぶん今では使用できないので、それ以上のことは不明だ。
 カードの種類はこれ以外にも多数あると思われる。ネットオークションなどでは、 通信カートリッジとセットで多く見られるものの、店頭ではまず見かけない。

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