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マインド
シーカー
エスパーの清田君が出てくる超能力育成ソフト。
エスパーの清田君こと清田益章氏は当時「超能力少年」として テレビに出演したりしていた人である。 信じがたいことに、このゲームをプレイすれば超能力が身につくと言う話だ。 まったくもって前代未聞のファミコンソフトである。しかもナムコですよ!ナムコ!
まさかこのクソゲーコーナーにナムコの名前が挙がるとは。 いや待てよ、ナムコもけっこうクソゲーいっぱい出してたっけ。「トップストライカー」とか 「ドラゴンニンジャ」とか・・・
さて、この「マインドシーカー」の内容だが、超能力が身につくっていうからには、 よっぽど凄い内容なんじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、普通に透視の練習したり、瞑想したり。 地味である。いわゆるレッスンモノである。(そんなジャンルあるのか!) しかし、これは実際に公的研究所で行われてるESP訓練らしいのだ。どこの公的研究所か知らないが。
実はこのゲーム、開発当初は「超能力ピープル」というタイトルで、 最終的に宇宙意識体へ到達することが目的のアドベンチャーゲームだった。 おいおいアカシックレコードでも読んで来いってか。
(ナムコ/89年)
5.0 3.5 4.0 4.0 3.5 20.0

TAO 〜道〜
「TAO」は西洋風が王道だったRPGの世界に、東洋の風を吹き込んだ意欲作である。 東洋風の人、東洋風の街、見てるだけでもアジアの血が騒ぎ出す。
まずコマンドが全て漢字一文字である。西洋人にとって漢字はかっこいいらしく、よく刺青にしてる人を見かけるが、 さすがに「刺青」っていう刺青を見たときは、ひいた。
そしてゲーム全体から醸し出される雰囲気のネガティブさは「女神転生」シリーズに匹敵する。 クラスに必ず1人はいた変わった奴。暗いんだけど面白い奴。バカなのに頭のいい奴。そんな感じなのだ。 だから当時の小学生には少しとっつきにくい内容だったのかもしれない。 でも僕はこういうゲームこそ、クソゲーの名にふさわしいと思っている。
製作者の方からメールを頂いた。シナリオを書いていた方である。最初は違う企画だったのを 「どうせクソゲーならもっとこだわったものを」という考え方で、このような作品になったと言う。 突き抜けていらっしゃる。ちなみにクリアしたというハガキが来たのは 5通だけだったらしい。
(VAP/89年)
3.5 3.0 2.5 4.5 3.5 17.0

釣りキチ三平
ご存知、釣りキチ三平がブルーマリーンという巨大魚を追い求め海へと旅立つフィッシングゲームで、 ちゃんと「ブルーマリーン編」というサブタイトルまでついている。だったら他の編はあったのかと 聞かれても困る。
さて、このゲームのクソゲーなところは、なかなか魚が釣れない時、ふいに船に同乗しているオッサンが、 「さんぺいボーイ、ラインをかえろ」と言うところだ。 アドバイスをしてくれるのは良いが、なぜ片言の命令調なんだろうか。なぜか笑える。
ちなみに釣りキチの「キチ」は、あのキチのことなので、人様の前で釣りキチがどうしたこうしたと キチキチ言うのは、あまり好ましくないキチ。気をつけるキチよ。
(ビクター/88年)
2.0 4.0 2.5 2.0 3.0 13.5

川のぬし釣り
このゲームは釣りゲームかと思ったら大間違え。実はRPGでした。
でも、まったく釣りに関係ないわけではない。 コマンドには、釣り具、餌、びく、などがあるし、もちろん釣りだってやるようだ。
そもそもこのゲームは、妹の病気を治すために何でも直るという「川のぬし」を釣ってくるという話で、 勇者が村人のために危険な森から薬草を持ってくるというRPGでよくあるイベントの釣りバージョンであるにすぎない。
しかし何で釣りするだけなのに動物どもに邪魔されなければならないのか。 そこら辺の矛盾が「普通のRPGにしとけば良かったのに」 と思われてしまう大きな要因になっている。 普通のRPGじゃないところが売りなのに。 つまり、こういった安易な発想(釣りとRPGをくっつけただけ)によって、生じる矛盾がちっとも消化できてないだ。 そして、こんな未消化の部分に、僕みたいなクソゲーマニアという名の蝿がたかるのである。って、誰が蝿じゃい!
(パックインビデオ/90年)
3.0 2.0 2.0 3.0 2.5 12.5

アークティック
「アークティック」は知的な大人のパズルゲームだ。
線路の上を三色のボールが一定の法則にしたがって動いている。 基本的には一方向にボールが動いているだけであり、スピードが速くなったり遅くなったりする ゾーンを通過すれば、スピードが速くなったり遅くなったりするし、向こうからやってくるボールと ぶつかれば、お互い逆方向に動くようになる。そしてプレイヤーは 線路のポイント切り替えを行って その三色のボールを指定の位置に収めるとクリアということになるのだ。ただしボールには 三色のボールの他に、お邪魔ボールがいくつか存在する。 さて、この説明を聞いて理解できた人はいないと思うが、とにかくやってみると、 ボールが猛スピードであっちこっち回っていてイライラして仕方ない。
目はチカチカするし、胃はムカムカするし、金は無いし、女房には逃げられる。(待て)
したがって最近イライラしてないなあってヒトにお勧めします。健康のためにも是非イライラを!
「アークティック」は、あなたのイライラ生活を応援します!
(ポニーキャニオン/90年)
3.5 2.0 1.5 3.5 2.0 12.5
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たった一人のファミコン少年