|
ルーカス・フィルムという、たいそうな会社が作ったサッカーとエアーホッケーを足して2で割ったようなゲームで
見下ろし型ではなく、3Dのように奥行きある画面であるが、それが見事にあだとなっている。
いざゲームを始めると画面が見にくくて仕方がないからである。
3D視点のスポーツゲームなどプレステにも無いのに、ファミコンでできるはずがなかったのだ。
ワケが分からないうちに1点取ってたり取られたりで非常につまらない。 自分が何をやっているのか分からなくなるどころか、 何か大切なことを忘れたまま、大人になってしまったような気さえするのである。 (言い過ぎ) クソゲーには、誰がどんな気持ちで作ったのか、なぜ作らなければならなかったのか、 という疑問を真剣にぶつけてみたくなるようなモノが多いが、 そんなものはクソゲーと言うよりもクソである。 かといって「ボールブレイザー」を毎朝の日課にはしたくない。 | ||||||||||||
(ポニーキャニオン/88年) | |||||||||||||
|
朝までファミコン |
古くは“たけしの挑戦状”に代表されるタレントモノの類だが、意味がわからないものが多すぎる。
少なくとも「舛添要一の朝までファミコン」と聞いて「よし、買った」なんて言う人はいないだろう。
「朝までファミコン」とは当然「朝まで生テレビ」をもじったモノであろう。
ゲームを始めたら何の事はない、ただのアドベンチャーゲームだ。 企業モノのサクセスストーリで、舛添要一は主人公のお助け役として登場する。 途中でなぜかストーリーに関係なく経済関係のクイズが出題される。 そんな経済関係のクイズに正解してる暇があったら 自分の経済関係の問題も解決したいものだ。 光GENJI、中山美穂、立花理沙(アイドル)、ラサール石井、所ジョージ、明石家さんま、田代まさし、 伊崎脩五郎(競馬)、谷川浩司(将棋)、江本孟紀(野球)、ジャンボ尾崎(ゴルフ)、松本亨(経済) 井出洋介(麻雀)などファミコンゲームを出した有名人は非常に多い。 | ||||||||||||
(ココナッツジャパン/92年) | |||||||||||||
|
ジャンプ天国 |
カケフ君とは当時、所ジョージのテレビ番組によく出ていた子役タレントのことで、
野球選手の掛布に似ていたところから、カケフ君と呼ばれるようになったらしい。
このゲーム、クソゲーとは言ったが、サブタイトルの“スピード地獄”の通り、 非常にスピード感があって面白い。コツをつかむとスピードをどんどんと上げることができ、 その分、ステージもそのスピードに応えてくれるので、正直言ってハマる恐れがある。 例えば「エキサイトバイク」でエディット機能で、ジャンプ台がたくさんある面を作って、その面をやったとする。 そして、いわゆるターボ状態になった時、ジャンプの飛距離とジャンプ台の間隔が合わなくなってしまって、 思いっきり障害物にあたってズッコケたという経験は無いだろうか。 「カケフくんのジャンプ天国」は、そんな状態にもちゃんと応えてくれるのだ。 「じゃあ、なぜクソゲーなどと言うのか」と思われるかもしれない。 それはカケフくんという時代の寵児(生もの)を題材にしてしまったところにある。 当時でもあまりセンスのいい人選とは言えなかった。 その安易な企画力が、このゲームをクソゲーたらしめているのである。 | ||||||||||||
(ビック東海/88年) | |||||||||||||
|
|
君はファミコンに
死なないシューティングゲームがあったことを知ってるか!
それこそ、この「ヴォルガードU」なのである。 死なないシューティングって聞くとオカシイと思うかもしれないけど、ホントに死なないのだ。 弾に当たっても、敵に当たっても死んでくれないのだ。そんなゲームがあったら 誰だってクリアできるじゃないかと思うかもしれない。 実は正確に言うと 耐久力がありまくるだけなのである。 そして敵に当たれば当たるほど弾が撃てるようになるという設定なのだ。 リサイクルでもしていたのだろうか。 しかも1機ミスしたらゲームオーバーになってしまう。 ゲームなんだから勘弁してほしい。 | ||||||||||||
(ヒデービーソフト/85年) | |||||||||||||
|