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バブルボブル2
このソフトは87年にディスクで発売されたバブルボブルの続編だ。このゲームが発売された 93年といえばファミコン後期の後期であり、出荷数が少ないため非常に希少価値がある。 もし中古屋に置いてあっても、神棚の横にまつられていて「これは売り物ではありません」と言われてしまうクラスの逸品である。
内容は画面がスクロールせず、一画面で構成されているアクションパズルゲームである。 いわゆるマリオブラザーズ系で、同じようなゲームに「妖精物語ロッドランド(ジャレコ)」や 「ドンドコドン(タイトー)」などがあるが、いずれにしても、たいして面白くはない。 やはり、こういうゲームには連続性における爽快感というモノが必要不可欠であり、 このゲームは敵を泡に閉じ込めて体当たりして倒すというモノなのだが、 それをずっと溜めて置いて一気に倒すという方法が一番、爽快であった。 これが、僕が見出したこのゲームの連続性のおける爽快感なのだが、 それはつまり、マリオブラザーズでカメを2段目中央に溜めておいて一気に倒す感覚であり、 また、そこまでの爽快感は認められなかった。 これは後期アクションゲームに特徴的な動きの重力感というか浮遊感が、 逆に連続性を損なわせてた要因ではないかと思われる。
まあ、このゲームは関係ないけど、現代のゲーム界における、 アクションゲームの不振は、ある意味、ゲームのゲームたる由縁である ゲームらしさが、盲信的なリアリズムによって未消化のままカタチになってしまい、 そこに本来あるべきの単純な操作感覚の芸術性をゴマ化してきた結果だと言える。 それが、垣間見れた気がした。それに逆行しているのが複雑さを極めた格ゲー類であることは自明の理である。 現代では古典となった一画面系ゲームの持っているノスタルジックな雰囲気や2Pによる競争性が生み出す、 ゲームしてるんだなあ。という実感がある意味、本当のリアリティなのではないだろうか。
メーカータイトー  発売年93/3/5  定価5900円  レア度A+  プレミア度A  内容B
まじゃべんちゃー
このゲームはRPGのようなゲームで敵と麻雀で戦って最終ボスを倒すというモノだが、 ほとんどストーリもへったくれも無く、決められた迷路のような一方通行系のルートを 移動し、敵のマスに止まったら戦闘、といった具合に進めていくゲームである。
戦闘は麻雀によって行われるのだが、取った点数分がダメージとなって、 敵を倒していくというモノだ。ただ、正統派じゃないので、道具屋に言ってイカサマ用 の道具を買ったりできるし、そもそも、配牌がメチャクチャで、ある程度いっしょだし、 思考ルーチンというか、敵の作戦も陳腐であり、捨て牌も必ずしも理にかなってはいない。 だからこそ、デカい点数も楽々できてしまうが、その分、不条理な負け方も多い。
このゲームで気になるのは、雰囲気が脱衣麻雀ゲームそのものであるというコトである。 敵キャラは僕がやった限り、全員女のコで、動物のコスプレをしている。 そして麻雀による戦闘に勝ったら半裸同然のあられもない姿になるのだ。 これには僕もいささかビックリした。それはファミコン(表)でもこういう雰囲気のゲームが あるんだなあと目のうろこが落ちた瞬間であった。
このゲームは僕の経験上かなりレアである。(僕がファミコンを集めだしてから 手に入れるまでに、たまたま見かけることがなく、時間がかかっただけという説もある) しかし中身は単なる半脱衣ゲームである。 麻雀も中途半端なら、脱ぎっぷりも中途半端なので、もし市場で見かけても、 値段相当の楽しさは期待しない方がイイだろう。
メーカー徳間書籍  発売年90/10/19  定価5800円  レア度B  プレミア度C+  内容B+
ゲバラ
SNKが出した戦場系シューティングアクションゲームで、 「怒」のような見下ろし画面2P可能なゲームだ。 とにかく、僕が戦場系で一番オモシロイと思っているゲームである。
強制スクロールしないシューティングゲームの如く、武器をパワーアップして 進んでいき、戦車にのって敵を虫けらのように粉砕して行く様は、まさに悪夢であり、 皆殺し精神を貫く姿勢は、まさに冷血マシーンだ。当時の小学生どもは、そんな狂った奴を コントローラを操作して、ゲラゲラと笑いながらプレイしていたのだから、 日本は平和だったんだなあと思わざるをえない。
とにかく迫力がスゴくて、特に火炎放射器で敵を焼き尽くす爽快感は言葉では表現しがたく、 人間には破壊欲というモノがあって、それを全て肯定してくれるような錯覚さえ憶える。 いつしか、助けなきゃイケない捕虜を殺してしまった罪悪感も吹き飛び、 コンティニュという保健のせいもあってか、自殺行為とも思える作戦を平気でするように なれば、アナタはもう既にゲバラーとしての第2の人生を送るコトになるでしょう。
ちなみに、このゲームには粋なウラ技がある。 最初の画面でTコンのABを押しながらスタートをして、 面セレクトで、エリア5を選んで、TコンのAB上と、Uコンの AB上を押しながら、スタートを押すと、 「サスケVSコマンダー」という、さんまの名探偵の手帳を取り行くお墓のシーンの ようなゲームが楽しめる。ゲームに違うゲームが入っているウラ技はファミコンには 珍しいので、やっみる価値はあるだろう。ゾンビハンターのタイマー機能よりは 楽しめるハズだ。
メーカーSNK  発売年88/12/26  定価5500円  レア度B  プレミア度B+  内容SS
魂斗羅
このゲームは「ゲバラ(SNK)」よりも面白い 「戦場モノ・アクションゲーム」だ。 いわゆる 「戦場モノ」と言うのは 「強制スクロールしないシューティングゲーム」とでも 言っておこうか、つまり 「ヒトラーの復活(カプコン)」などはチョット違う。(これは戦場モノという より、「特殊ジャンプ系アクション」(なんじゃそりゃ?)であろう。) 古くは「フロント・ライン(ジャレコ)」「ダウボーイ(ケムコ)」そして「怒(SNK)」 「戦場の狼(カプコン)」など、挙げたらきりがないが、その中でも、この「魂斗羅」は 難易度、武器の種類、爽快感、迫力、敵キャラなどのバランスが実にいい。
1面をクリアしたら、いきなり3D銃撃戦になったのはビックリした。 まるで「バトルトード(メサイヤ)」のボス戦だ。また、アクションゲームっていうのは 2人でやるとさらに面白くなる。いや、アツくなる。銃を撃ちまくってヒトを殺しまくる! ゲームだから許されるコトであって、決してマネはしないように・・・よく考えてみれば、 「ボンバーマン(ハドソン)」だって爆弾で殺し合うゲームなんだから・・・
ただし2人よりも1人のほうがさくさく進むぞ。なんでだろうね!
コナミは「スーパー魂斗羅」っていうのも出してるけど、こっちの方はグラフィックが きれいになったぶん、迫力というか緊張感が落ちたって感じだ。
メーカーコナミ  発売年88/2/9  定価5300円  レア度C  プレミア度C  内容SSS
ダークロード
「ダークロード」は非常にクオリティが高いRPGだ。 ゲームを始めると、街にいるのだが、ドラクエの様に 見下ろし型で主人公を動かすタイプではなく、アドベンチャーの 様に行き先を選んでいくタイプなので、初心者でも比較的わかりやすい 安心設計だ。そうやってイベントを一つ一つこなして行く。
街から出ると、今度はドラクエの様な見下ろし型 (厳密に言えば少しナナメ前からの見下ろし型)カンタンに言えば、 立体感があるので、ファミコンにしてはグラフィックが良くできている。 (このソフトは出たのは91年。この年に出たソフトは個性的なモノが多く、 ファミコン円熟期とも言える年なので、この程度のクオリティは当然だろう。 時代は、この年あたりを境にファミコン後期に突入し、ファミコン市場は次第に衰退して行く。)
そして戦闘は、ターン制で、キャラを配置していく方式で、似たような奴に 「コロンブス(トミー)」や「ラディア戦記・黎明編(テクモ)」などがある。 ドラクエのような(FFのようなと言ってもイイけど、どうしてもドラクエが出て来る) コマンド選択式ではないので、戦闘はより戦略的にならざるを得ない。特に魔法の使い方がミソだ。
どことなくパソコンっぽい感じが漂う古き良きRPGといった感じで、 アドベンチャー的な要素が多いゲームだ。隠れた秀作とも言われているが、 好き嫌いが分かれるゲームでもある。
メーカーデータイースト  発売年91/2/8  定価6800円  レア度B  プレミア度B  内容A+
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たった一人のファミコン少年