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ファミコン後期になるとファミコンメーカーの偉い人達は「落ちモノ」が
売れる!と思ったらしく、まるでテトリス症候群という病気にでも感染したのか?
(しかも強力な伝染病だなぁ)物凄い勢いで「落ちモノ」ソフトを世に出していった。
そしてそのほとんどがゲーム性がハッキリ確立しないまま市場もろとも消滅し、ただただ換金されていった。
一方で、 「ぷよぷよ(徳間書店)」 「ドクターマリオ(任天堂)」など、優秀なソフトも沢山あったのだが、そういうソフト に共通して言えることは、国境がないということだ。つまりスポーツのようにゲーム性が単純明快だと いう事だ。もう一つ言えることは使っている武器がオリジナリティあふれる産物だと言うことだ。 トランプのカードを使う「キャデラック(ヘクト)」や、スロットの要素を盛り込んだ、この「パズロット」などは、 いわば借り物なのだ。他のゲーム性を無理矢理くっつけようとする素人的発想は 「ジャンボウ(KAC)」 とか を見てわかるとおり、必ずつまらない。今ネット上に転がってるそこら辺のフリーゲームと、なんら 変わらないのである。 しかし「パズロット」に関して注目すべきは、サミーがスロットの要素を盛り込んだパズルを作った という事だ。スロットの目にはパターンがちゃんとあったりと、そこらへんの仕事はキチッとしている 印象を受けた。ただBGMが全く無いと言うのは考え物だ。初期ゲーじゃないんだから・・・ |
メーカーサミー
発売年92/2/28
定価5600円
レア度B
プレミア度D
内容C
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野球人生一直線 |
「嗚呼!野球人生一直線」はなんとボードゲーム、つまりスゴロク式のゲームだ。
ファミコンにはスゴロク式ゲームがたくさんあるが、それらは大きく分けて2つに分類できる、
一つは「ストーリ型」、もう一つは「巡回型」だ。最初の「ストーリ型」とはこの「嗚呼!野球人生一直線」
や「マイライフ・マイラブ(バンプレスト)」などいわゆる人生ゲームみたいなやつで「人生劇場
(タイトー)」を一番最初にあげるべきだったかな?他にも名作「すごろクエスト」、などもこの部類に
入る。そして後者の「巡回型」は「いただきストリート(アスキー)」や「桃太郎電鉄(ハドソン)」
など、おなじコースを回って目的の数値を目指したり決められた時間内で競い合うモノで、元祖の
「モノポリー(トミー)」や「ちびまる子ちゃん(ナムコ)」もこの部類に入る。
で、この「嗚呼!野球人生一直線」なんだけど、ほとんど人生ゲームみたいな感じで自分のパラメータを 上げていくんだけどコンセプトが「野球」なもんだから、ちょっと閉鎖的ではある。でもサイコロの 代わりにバッティングをしたり、野球好きには面白いエピソードが入ってたりと(僕は野球好きではない)、 なかなか個性的でよろしい。ボードゲームだけに4人までプレイできるので、みんなで楽しめるが、 こういう類に必要な汎用性の面で言えば多少、他のソフトよりは劣っている。 |
メーカーサミー
発売年92/12/25
定価7300円
レア度C+
プレミア度D
内容D+
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竜王戦 |
ファミコンには
「内藤九段(セタ)」
「森田将棋(セタ)」など将棋モノがちらほらと出ていたが、
いかんせん弱い!泣けてくるほど弱かった。まあそれは無理もない話で、強くしたらしたで、一手差すのに
30分とか平気でかかるし・・・まあ、本当の将棋にしたら普通なんだけど、こっちはファミコンとやってる
わけで、金もらってやってるわけじゃないんだから、そこら辺のところは何とかしてもらいたいと、
ずうっと思っていた。その後も
「谷川浩司の将棋指南U(ポニーキャニオン)」、
「ファミコン名人戦(SNK)」などをやって楽しんでいたが一番やっていたのは
「森田将棋」だった。
リプレイが簡単にできたからだ。
専門的な話になってしまうが、 「森田将棋」は角交換が大好きで、僕は嫌いだったのでいつも 避けていた。 「谷川浩司の将棋指南U」は、振り飛車が多く穴熊好き、 「ファミコン名人戦」は大局中 にスタートボタンを押してしまうとセレクト画面に戻ってしまうので、たまに思わず押してしまった時は 再現するのに苦労した・・・しかし、数あるファミコン将棋ソフトの中でも異彩を放っていたのは、 この 「ファミコン竜王戦」だ。 まず雰囲気がすごくポップで一般的に将棋と言えば暗いイメージを抱かせるが、将棋実験室で 将棋ロボットを作ったりと、逆に余計その暗さがポップに思えて新鮮だった。 |
メーカーアイマックス
発売年91/2/15
定価6500円
レア度E+
プレミア度D
内容B
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ジュウレンジャー |
エンジェルはファミコン後期に出てきたメーカーで、TVヒーローやアニメキャラクター系のソフトを多く
出している。この
「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の特徴はマイキャラがデカいというコトで、
ファミコンにはちょっと無理があったかもしれない。伝説のクソゲー
「ドラゴンズレア(エピックソニー)」
で証明された通り、キャラクタがデカいと動きがどうしてもギコチなくなり不気味になってしまうからだ。
しかもこの手のソフトはどうしてもキャラクターに頼ってしまうため、ゲーム性などは置いてきぼり
にされがちだ。このゲームもさほど目新しい機能はなく、普通のアクションゲームといった感じだ。
しかし、このゲームの面白いところは、本筋のアクションゲームではなく、おまけのミニゲームだ! 内容は 「バンドーラクイズ」、 「バリアーブロック」、 「ドキドキバクダン」の3つで、「バンドー ラクイズ」はジュウレンジャーに関するマニマッククイズで誰がわかるんじゃい!?とツッコミを入れたく なるクイズだ。こういう企画力だけは買おう。次に 「バリアーブロック」はぼくの 一押しで、なんと 合体ロボットが怪獣相手にピンポンゲーム・・・例えるなら 「アルカノイドUのVSモード」をやるゲームで 思わず 「なんだこれ!?」と苦笑してしまう。 「ファミリーベーシックで作ったのか?」と思わせる。 そして最後の 「ドキドキバクダン」も ロボットが怪獣と爆弾でキャッチボールをするゲームで、例えるなら 「ぺんぎんくんWARS(アスキー)」の簡易バージョンと言った感じで、 「シャドウブレイン(ポニーキャニオン)」の戦闘画面の様な 近未来的空間でひたすら爆弾を投げ合っている姿はさながら小学生の水風船投げを連想させ、そのマヌケ 具合は天下一品である。このような遊び心はファミコン後期ならではのメーカー側の余裕のなさの裏返しか? |
メーカーエンジェル
発売年92/11/6
定価6000円
レア度D
プレミア度D+
内容B
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「なんだミッキーマウスなんて昔よくやっていたじゃないか?」と思ったヒトの99%はハドソンの
「ミッキーマウス・不思議の国の大冒険」を連想してしまったことだろう。
しかし、これはケムコの「ミッキーマウス」なのだ。しかも「V」だ。
ファミコンにはこういうなぜかシリーズ物?ってソフトが多いが 「ドラゴンスレイヤーW(ナムコ)」とか 「グレムリン2(サンソフト)」 「キングコング2(コナミ)」 「ゴーストバスターズ2(徳間書店)」とか・・・ こういう場合、多くはファミコン以外ですでに前作が発表されている場合と元ネタ自体が最初から 「2」や 「3」である場合であるのであって 「ミッキーマウスV」の場合、前者ではあると言うことが発覚した。 TとUはゲームボーイだったのだ。 内容は普通のアクションゲームだが、これもまたファミコン後期の作品だけあってアクションゲームの 命である 「動き」に関してはスムーズで心地よい。グラフィックも奇麗な色使いで、雰囲気もバッチリだ。 そして、もう定番になった、途中で挿入されるストーリ画面もキュートな絵本タッチで、ディズニー アニメ独特のメルヘンな感じが出ていた。まるで、あのミッキーの不気味な裏声が聞こえてきそうなぐらいだ。 アクションゲームでは他のゲームとの差別化をする上で、主人公が使用する武器が重要になってくる。 古くは「東海道五十三次(サンソフト)」の放物線を描くカンシャク玉。 マニアックなところでは 「ドキドキ遊園地(VAP)」のサッカーボールなどが、あげられるが、この 「ミッキーマウスV」の 武器はなんと風船だ!・・・どこまでメルヘンチックなんだ!!! おんなじ様な雰囲気のゲームに 「ココロン(タケル)」 「マッピーキッズ(ナムコ)」などが挙げられる。 |
メーカーケムコ
発売年92/9/30
定価5800円
レア度C
プレミア度D+
内容B+
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