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今回は「1つのソフトをディープに解説」という試み。鼻血を出さないように注意して読みましょう。
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カオスワールド
ナツメというメーカーはいろんなソフトを出してたんだけど、 どれも2流、3流でロクなものがなかったなあ・・・と思ったが、いきなり訂正しよう。
あった!見つけた!「カオスワールド」!!!
ってコトで、このソフト、超王道なRPGなんだけど、RPGが苦手な僕も、 そのストレートさに負けました。ドラクエTを初めてやった時の、 あの感覚が甦ったのだ。
何だか知らないけど、ファミコンのRPGって、最初の方を少しやって、 すぐに死んじゃうから、 たいがい飽きてたんだけど、これは何かが違ったんだな。 いったい何がどう違ったのか、これからじっくりと語らせてもらいます。
まさに目からウロコならぬ、目からカオス。 目からナツメであります。
特徴
このゲームの 特徴はあまりない。 ファミコンの場合、特徴・・・というか、 ドラクエとの差別化を意識し過ぎて駄作になるというケース・・・ あるいは、ドラクエの単なるパロディになってしまっているケースが多いが、 この「カオスワールド」は、そんなモノ問題ではなく、至って王道である。 細かいトコロでは、ニクらしいシステムがたくさんあるので、 僕が気になった点を、ひとつひとつ挙げていこう。
職業
仲間
職業はファイター、ナイト、シーフ、ウィザード、ビショップ、 プリースト、シャーマンの全7種類。どれも定番のモノばかりだ。 ゲームを始めるときに主人公の職業を選ぶ。そして性別も選ぶ。 すると、ボーナスとして、10ポイントだけ、 任意のステータスに振り分けるコトができる。 「三国志U(光栄)」のような感じだ。 それが終ればゲームスタートだ。 このゲームには、最初はパーティがいない。ギルドという所で 仲間を見つけるのだ。その仲間は 全部で13人、 「7種類×性別」で14人中、 最初に主人公に選んだモノ以外の職業の人間が仲間になるというワケだ。 それぞれ世界中のギルドに散らばって主人公が来るのを待っている。 パーティは全部で4人まで。 もちろん組み替え可能だが、主人公は外せない。
ギルド
魔法
ギルドという機関はこのゲームにとっては重要な場所で、 仲間を集めるのはモチロンのこと、仕事の依頼を受けたり、 違う街のギルドにいる仲間を呼んだりできる。 仕事は、直接ストーリに関わるモノがほとんど。冒険にいきずまったら、 とにかくギルドに言って仕事の依頼がないか確かめるコトだ。 魔法はFFのように買うシステム。武器のように装備して 4つまで持てる。 精霊魔法と神聖魔法の2種類があって、それぞれのステータスが 高い者がそれぞれのチカラを発揮する。とうぜんMPがなければ、 装備しても意味がない。逆の言い方をすれば、MPがなくても 装備するコトは可能だ。
道具・武器
主人公は始めにロバを連れている。イベントをこなして行くと、 これが馬になり、馬車になる。それによって道具の持てる数が 多くなる。ただそれだけの役目である。そして道具は、 同じモノを複数持っていても、カウントされるので、 FFのように同じモノを99個も持つ事はできない。それに買うとき まとめ買いができないのでチョット不便だ。
武器類は武器、防具、腕、頭という 4つの個所に装備する。職業によって装備できる武器がある程度きまっている。 だから間違えて購入するコトは少ない。また武器屋で購入する際、パーティ内に装備できる 人間がいるかどうか、教えてくれるのでありがたい。
町や城はいたって普通。宝箱以外調べても 何も出てこない。 ドラクエのような常用する鍵もない。そもそも、町に宝箱はなく、 全部の町が、非常に単純な作りなので、ドラクエのように泥棒まがいに、 かぎまわる必要はない。そのかわりキャラクタには知名度というステータスがあって、 それによって情報量がかわってくるが、このステータスは、さほど 気にするほどでもない。 確かに町のヒトビトはイベントが終る度に言う事がコロコロかわって面白い。
町にある店は「武器屋」「道具屋」「魔法屋」「教会」「宿屋」「ギルド」の6種類。 セーブは宿屋に泊まると自動的に行う。後半の方には「カジノ」も出て来る。
戦闘
このゲームの戦闘は 全てオート。 画面はFFのように横から見るスタイルだ。 僕のように短気なプレイヤーにとっては、実にいいシステムだ。 オートシステムは「女神転生U(ナムコ)」や「マザー(任天堂)」にもあったが、 このゲームはオートのみだ。ただし魔法を使った場合、いちいち 「何々を使った」などと出ずに、 ちゃっちいアニメ表示だけだから、味方が、いったい何を使っているのか、 最初の頃はわからないだろう。敵が出てきて、最初に「たたかう」に コマンドを選べば、あとは敵が死ぬか味方が全滅するまで、自動的に バシバシとやってくれる。途中でBボタンを押すと、コマンドが出てきて、 作戦を変えるコトができるだが、これがすこぶる反応が悪く、連打しても、 なかなかコマンドが出てこないコトがある。 アイテムによる回復やその他のアイテムの使用、そして間接魔法、回復魔法も全て オートなので、最初の頃は少し戸惑うかもしれない。
コマンドは「たたかう」「さくせん」「にげる」の3種類。 「さくせん」というコマンド中に 「命令」「順番」 という2つのコマンドが存在する。
命令
順番
「命令」というコマンドは「マモレ」とか「MPセツヤク」とか、 いろいろあるが、どれを選んでも、必ずしも自分の 思い通りには行かない。 ウィザード、ビショップ、プリースト、シャーマンの魔法使い系は、 命令で「マホウコウゲキ」などを選んでいると、 目的地に着くまでにMPを全て消費しかねないので充分注意が必要だ。このゲームは MPを回復する手段がない ので、それは死活問題である。(回復したければ宿屋に泊まるしかない。)
また、キャラクタによって自分たちのHPを気遣う者や、 とにかく攻撃優先の者など性格が異なるので、それも考慮すべきだろう。
「順番」とうコマンドは、味方のパーティの順番を設定する時に使用するコマンドだ。 味方は前に入ればいるほど攻撃を食らいやすい反面、攻撃のテンポが早くなる。 また、多少ではあるが順番によって攻撃スタイルが変って来るため、「順番」は、 かなり重要なコマンドになってくる。 魔法を使って来る敵に出くわした場合などは、魔法が効きにくいキャラを前に 出しておけば、戦いが有利に展開するだろう。しかし、このゲーム、 敵の出現率がすごく高い ので、出現した敵に合わせて、いちいち設定をしなければならない。 それが非常に面倒であるが、それは仕方が無い。
魔法とアイテムの因果関係
このゲーム、魔法の所で述べた通り、魔法は買って装備する。一人で4つまで持てる・・・と言うか、 4つしか持てないのだ。これは既存のRPGと比べると少なすぎる数字だ。しかもMPを回復する 手段がないとなれば、問題は深刻。そしてたたみかけるように魔法を装備からはずすと、 その魔法は消滅してしまう のだ。店で売っている魔法なら、また買い戻せば良いのだが、洞窟でしか手に入らない魔法などは、 装備する前に1時間くらい考え込まないと 絶対後悔するコトになる
必要な魔法は、まずHP回復の「フィール系」これは神聖魔法。 そして町へワープできる「フライング」とダンジョンなどから抜け出せる「ターニング」 それぞれ精霊魔法だ。それから、できれば ステータス異常・・・マヒ、毒、石化、昏睡(このゲームは事実上、死亡状態を昏睡(こんすい)と言い、 ステータス異常の1つと見なす)を直すそれぞれの魔法。「リポイズン」 「リパライズ」「リストーン」「リソース」、これらを全て直す「キュア」があれば言うコトないが、 「キュア」は店に売っていない。もちろん、これらは、それに代替するアイテムがあるのだが、 アイテムを持てる数は最大で27個。預かり所などないのでイベント必須アイテムが、 たまってしまい、事実上は22・3個なのだ。したがってアイテムは、 「キュア」に相当するアイテム「エリクスハーブ」を持つコトになるろう。
そもそも戦闘がオートなので、装備した魔法を必ずしも効果的に使うとは限らないし、 一度、魔法を使う命令をすると、キャラクタによっては、 MPが無くなるまで、その命令に従うの者もいる ので厄介だ。洞窟の奥深くにいるボスをやっとの思いで 倒しても、またその洞窟から出なければならない時、「ターニング」の魔法が使えないと、 死を覚悟しなければならない。「フライング」に相当するアイテムはあるが、「ターニング」に 相当するアイテムはないのである。
経験値
お金
このゲームで特徴的なコトが一つあった。それは敵からもらえる経験値とお金が いつまでたっても大差がない コトである。これはいったいどういうコトか!? つまり、具体的な数字をあげると最初の方の敵の経験値とお金が両方とも10くらい。 そして最後の方の敵の数値は200程度なのだ。 これは普通のRPGでは考えられないくらい 変化に乏しい。 なお、敵は仲間を呼ばないし、逃げないので経験値やお金は敵のパーティ単位である。
たいていのRPGはレベルが上がっていく度に キャラクタが次のレベルに上がるまでの数値が元の必要経験値の2倍 くらいになっていくのが基準だが、このゲームは、その倍率が低いのだろうか!?
敵がやたら強くなっても、もらえる数値が低いのでやってる方としては、 少し寂しい気もするし、実感がなかなか湧いてこない。 しかし問題なのは、お金の方である。
お金は、最初の方は敵と戦って増やし行っても充分、事足りるのだが、 後半になるにつれ、敵からもらえる数値が、あいかわらずなので、 武器屋の値段を見て、絶望してしまう。したがって お金はカジノで増やすしかないのである。 カジノは全部の町にあるのではなく、後半になって、カジノ専門の町が 出て来るので、そこで行う。全部で3種類しかないが、 一番儲かる方法で、1度に最高で12800Gも増やすコトができる。 それだけで充分な気もするが、これでもまだ間に合わない。なぜならパーティが自分も含めて14人も いるので、それぞれの武器は防具や魔法を揃えようモノなら、天文学的なお金がいるからである。 このゲームはパーティの人数が最高4人までなので、それぞれのレベル上げにも苦労する。 別に気に入ったパーティだけでも、やっていけないコトもないのだが、やはり 全員、均等にレベルを上げて行くコト が望ましい。
展開
このゲームのストーリは、非常にスタンダード。これと言って 目新しい話でも無ければ、泣く話でも、笑う話でもない。目的行為は例によって、 世界中に散らばる紋章と、 宝石を 集めるという良くあるパターンの集めモノだ。これぞ王道といった感じだが、 この誰でも思いつくような当たり障りのないストーリが逆に、 素直に受け入れるコトができたのは、そのストーリ展開のスムーズさのおかげであろう。
たいして迷う所もないし、ダンジョンなどは一見、複雑に見えるのだが、 既存のRPGに比べると短い。ゆえに攻略難易度は低いが、 ループなどを多用している ため、ハマると少し厄介だ。とにかく、町の人が重要なコトをよく喋るので、 カラ振りは少ない。また、宿屋に泊まると、たまに仲間の誰かが 重要なヒントをくれる コトがある。このシステムは、なかなか粋だ。したがって、 何をして良いのかわからなくなるコトがあまりない。
総評
ファミコンのRPGはほとんどやったが、これほどまでにのめり込み易かったのは、 「ラグランジュポイント(コナミ)」「シルヴァサーガ(セタ)」「ラディア戦記(テクモ)」 など数える程しかない。「女神転生U(ナムコ)」や「メタルマックス(DECO)」などは 攻略本が無ければ、町から出るコトさえもできなかった。それを考えると、このお手軽さは、 いったいどこに起因するモノなのか!? このソフトが出た91年という年は、何かと名作が多い。 以前に同社が出した「ダンジョン&マジック」というRPGは全て3D画面表示で、 雰囲気も、いかにもパソコンっぽい作り。ファミコン軟派の僕としては、 お固く窮屈で、とてもやっていられなかった。それから、いったい何があったのか、 これは、まさにファミコン界では珍しい純粋な正統派RPG である。僕の考える正統派とは、おちゃらけて無く、気難しくも無く、普通に敵が出てきて、 普通に倒し、普通に経験値をもらってレベルを上げ、お金をもらって武器やアイテムを 購入し、主人公が成長して行くRPGのコトである。 もちろん、これは一言で言ってしまえば、ドラクエ風というコトになって しまうのだが、僕の視点はあくまでもファミコンという枠の範囲内なので、 仕方のない認識である。/td>
メーカーナツメ  発売年91/10/25  定価7000  レア度A  プレミア度B+  内容SS

最後にナツメというメーカーのファミコン全仕事をカンタンに紹介しよう。
88年 「東方見聞録」 アホベンチャー レア06
89年 「ダンジョン&マジック」 3D風RPG
89年 「アバドックス」 不気味なシューティング
89年 「東風」 麻雀
90年 「ファイナルミッション」 シューティング
90年 「KAGE」 アクション
91年 「ドラドラドラ」 麻雀+RPG
91年 「カオスワールド」 正統派RPG レア14
見っかっちゃった!(さんま風)
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たった一人のファミコン少年